第382章

桂川翼は奥歯を噛み締め、今にも消え入りそうなほど申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

「前田社長……今回の件、やはり収拾をつけるのは難しいでしょうか? また社長にご迷惑をおかけしてしまって、本当にすみません」

「謝らなくていいわ。泣き言なんて、聞きたくもないしね」

前田南は淡々とした口調で彼を慰めた。

「安心しなさい、事態は私が収めるわ。あなたはまず落ち着くこと」

桂川翼は力強く頷いた。

「ありがとうございます、前田社長。社長にはどれだけ感謝してもしきれません。どうお礼を申し上げればいいか……!」

「だったら、必死に売れなさい。もっと稼ぐのよ。あなたが稼げば会社の利益になる。そ...

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